【要点】
欧州宇宙機関(ESA)は11月25日、次世代極超音速飛行実験機「INVICTUS」プログラムの試験実施候補地として、英国スペースポート・コーンウォールとスコットランドのマクリハニッシュをショートリストに選出したと報じられた。INVICTUSは、水素燃料を使用した予冷式空気吸い込みエンジンを備え、マッハ5級の飛行を想定する完全再使用型の実験機で、2031年までの初飛行を目標としている。コーンウォールは、2,744メートルの滑走路や既存の水平打上げ設備、大西洋空域へのアクセスといった特性が評価されたとされる。
【編集部コメント】
英国が欧州圏における次世代航空宇宙技術の試験拠点として存在感を高めていることを示す動きである。INVICTUSは、冷却技術を軸とする英国発の技術的遺産を継承しつつ、極超音速飛行の実証を目指す大型プロジェクトであり、コーンウォールが試験地候補となったことは、国内インフラの国際的競争力が認められた証ともいえる。極超音速技術は防衛・商業の両領域に波及効果を持つため、本プログラムの進展は欧州の技術自立にとっても重要な意味を持つ。
【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Satellite Evolution:
https://www.satelliteevolution.com/post/spaceport-cornwall-shortlisted-by-european-space-agency-for-invictus-hypersonic-test-programme
Aerospace Testing International:
https://www.aerospacetestinginternational.com/news/uk-sites-shortlisted-for-invictus-hypersonic-spaceplane-test-sites.html
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