【要点】
米ブルーオリジンは11月23日、主力ロケットNew Glennの大型派生モデル「New Glenn 9×4」を開発する構想が明らかになったと報じられた。報道によると、新型機では第1段エンジンの数を7基から9基へ、第2段を2基から4基へと増強し、フェアリング径も8.7メートルに拡大する。これにより、低軌道への打ち上げ能力は現行の約45トンから70トン超へ引き上げられ、月遷移軌道への輸送能力も20トン以上に達する見通しである。発表は、同社がNew Glennの打ち上げ成功とブースター回収を達成した直後であり、大型市場への本格参入を視野に入れた動きとされる。
【編集部コメント】
New Glennシリーズの能力拡張は、スペースXのスターシップが市場で存在感を強める中、ブルーオリジンが競争力を維持するための戦略的判断といえる。100トン級のスターシップには及ばないものの、既存設計を基盤に70トン級を目指す手法は開発リスクを抑えつつ確実に需要を取り込むアプローチであり、政府・商業双方の輸送需要に応える中量級市場を狙った現実的な選択である。月面探査や大型衛星群展開の増加を背景に、このクラスの輸送能力の重要性はさらに高まるだろう。
【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Universe Today:
https://www.universetoday.com/articles/blue-origin-to-build-a-super-heavy-rocket-to-compete-with-starship
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