【要点】
中国科学院系の宇宙企業Geovis Insighter Technologyは11月26日、軌道上のデブリや人工物体を追跡する衛星コンステレーション「Star Eye」を構築する計画を明らかにしたと報じられた。最終的には156基の衛星を低軌道に展開し、全球規模での宇宙状況把握(SSA)と宇宙交通管理(STM)に対応する観測ネットワークを形成する。各衛星には広視野カメラとAI処理ユニットが搭載され、軌道上の物体の動きをリアルタイムで監視し、衝突回避に必要なデータ提供を行う。初号機の打ち上げは2026年前半、2027年までに12基体制でのサービス運用開始を目指すとしている。

【編集部コメント】
SSA能力は衛星運用の安全確保に不可欠な公共的基盤であり、中国が独自の民間主体による監視網を構築することは、宇宙インフラ面での自立性確保を意識した動きと位置付けられる。他国の衛星挙動を精密に把握する能力は安全保障上の影響も大きく、国際的な宇宙交通管理の枠組みにおける発言力にも直結する。AI処理によるデータ提供の高速化は、急速に混雑する低軌道環境において競争力を左右する技術要素となるだろう。

【出典情報】
公式リリース
なし

参照情報(報道)
Global Times:
https://www.globaltimes.cn/page/202511/1349249.shtml

Yicai Global:
https://www.yicaiglobal.com/news/china-to-launch-star-eye-satellite-constellation-to-protect-crowded-orbits

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