【要点】
米メディアの報道によると、NATO、ドイツ連邦情報セキュリティ庁(BSI)、イスラエルのRafael社の代表者らが11月26日に開催されたパネル討議で、宇宙システムのサイバー防衛に向けた主要課題と対応策を共有した。NATOは、宇宙が作戦領域として定着する中、加盟国間での脅威情報共有や相互運用性を確保する基準策定の必要性を強調した。BSIは、民間宇宙企業が低コスト機器を多用することで生じるサプライチェーンリスクを指摘し、セキュリティ認証の強化を提案した。Rafael社は、サイバー攻撃が物理破壊を伴わずに衛星機能を無力化し得る現状を示し、設計段階からの安全対策の組み込みとAIを利用した異常検知の導入を訴えた。
【編集部コメント】
宇宙インフラの軍民双方で依存度が高まる中、サイバー防衛の強化は国家安全保障に直結する重要テーマとなっている。特に、ニュースペース企業の増加に伴い、低コスト化とサイバー安全性のバランスをどう確保するかは各国共通の課題である。異なる立場の三者が同じ方向性を示した今回の議論は、国際的な標準化や協力枠組みの形成が加速しつつあることを示唆している。
【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Via Satellite:
https://www.satellitetoday.com/cybersecurity/2025/11/26/nato-german-bsi-and-israels-rafael-share-strategies-for-securing-space-systems/
Astronavi