【要点】
IndiaLawの分析によると、インドでは宇宙関連法制の整備とベンチャーキャピタル投資の急増が、同国の宇宙産業を新たな成長段階へ押し上げている。
2023年の「インド宇宙政策」および2024年のFDI規制緩和により、一部の衛星製造・部品分野で100%外資の自動認可が解禁され、民間事業者の参入障壁が大幅に低減した。制度の透明性向上に伴い投資家の信頼が高まり、AgnikulやSkyrootなど有力スタートアップへの資金流入が加速している。
また、民間促進機関IN-SPACeの支援も後押しとなり、インドは従来のコスト競争力に加えて政策・資金面の強化を背景に、2033年に440億ドル規模の市場獲得を目指す「宇宙イノベーションハブ」への変革を進めている。
【編集部コメント】
これまで「安価な製造拠点」として評価されてきたインドが、政策整備と資金力を武器に「宇宙技術を輸出する国」へ変貌しつつある点は極めて重要だ。
規制緩和と法的安定性の確保が投資を呼び込み、それがさらに技術革新を促すという好循環が生まれており、ニュースペース分野におけるインドの存在感は今後さらに強まるだろう。
世界各国が宇宙法や輸出管理を厳格化する中、インドが「開放と促進」の方向に舵を切っていることは、国際企業にとっても魅力的な選択肢となる。
【出典情報】
参照情報(報道)
IndiaLaw LLP:
https://www.indialaw.in/blog/regulatory/indias-space-laws-and-vc-push-shaping-a-new-tech-frontier/
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