【要点】
スペインのAlen Spaceは、韓国電子通信研究院(ETRI)向けに開発していた6Uサイズの実証衛星「ETRISat」の製造および試験工程を完了し、韓国への輸送を終えたと発表した。
報道によれば、衛星は同社が設計から統合、環境試験までを包括的に担当したもので、韓国の羅老宇宙センターからの打ち上げ準備が進められている。
ミッションでは、海洋ブイから収集する環境データの受信に加え、ソフトウェア無線(SDR)を活用してETRIの通信実験とAIS信号の送信を同一プラットフォーム上で実施する計画とされる。
打ち上げには国産ロケット「ヌリ号(KSLV-II)」が使用される予定である。
【編集部コメント】
欧州の衛星メーカーが、韓国の研究機関向けにターンキー方式で衛星を一括開発した点は、同社の技術力と品質管理能力を示す事例と位置付けられる。
特にSDRを核とした柔軟なミッション構成は、小型衛星で多目的運用を実現するうえでの重要な差別化要素といえる。
また、スペインでの製造と韓国での打ち上げが組み合わされた今回のプロジェクトは、宇宙産業サプライチェーンの国際協調が一段と進展していることを象徴する動きである。
【出典情報】
公式リリース
Al?n Space completes development of the ETRISat satellite for South Korea’s ETRI:
https://alen.space/alen-space-completes-development-of-the-etrisat-satellite-for-south-koreas-etri/
参照情報(報道)
Satellite Evolution Group:
https://www.satelliteevolution.com/post/al%C3%A9n-space-completes-development-of-the-etrisat-satellite-for-south-korea-s-etri
APSCC:
https://apscc.or.kr/alen-space-completes-development-of-the-etrisat-satellite-for-south-koreas-etri/
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