【要点】
36Krの報道によると、宇宙向けAI計算技術を開発する中科天算が、数千万元規模のエンジェルラウンド資金調達を完了した。
同社は2024年に設立され、中国科学院計算技術研究所出身のメンバーを中心に、軌道上で高度なAI処理を行う「Aurora」シリーズの開発を進めている。
計画では、NVIDIA H100級に相当するとされる国産GPUを搭載した「Aurora 5000」を用い、2026年に軌道上での性能実証を実施する方針とされる。
さらに、同社は2030年までに多数の衛星で構成する宇宙データセンター網「天算計画」の構築を目標に掲げている。
【編集部コメント】
軌道上で高性能GPUを活用する構想は、宇宙空間でデータ処理を完結させる試みの一環と位置付けられる。
特に、遅延低減や大規模演算を目的とする「宇宙エッジコンピューティング」は国際的な開発競争が進む分野であり、中国企業が独自の国産技術で参入を加速している点が注目される。
一方で、放射線耐性や排熱設計など解決すべき技術課題も多く、今後の実証状況が市場形成に影響を与えると考えられる。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし
参照情報(報道)
36Kr Europe:
https://eu.36kr.com/en/p/3567928505433217
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