【要点】
エアバス、レオナルド、タレスの欧州航空宇宙大手3社が進める宇宙事業統合計画において、3Dプリンティング(積層造形)技術が戦略の中核に据えられていることが明らかになった。
11月27日の報道によると、3社はSpaceXなどの世界的競合に対抗するため、新会社を通じて製造プロセスの抜本的な効率化を図る方針だ。
エアバスは既に国際宇宙ステーション(ISS)向けの金属3Dプリンター開発などで実績があり、統合によりこれらの技術をスケールアップし、衛星部品の大量生産やコスト削減、品質基準の統一を加速させる。
新会社は2027年の完全稼働を目指しており、欧州の宇宙産業における競争力強化の切り札として期待されている。
【編集部コメント】
本件は、10月に発表された欧州宇宙連合構想の具体的な「勝ち筋」を示すものとして注目される。
SpaceXが確立した垂直統合型かつ迅速な製造モデルに対抗するには、欧州勢も従来の職人的な製造から脱却し、3Dプリントなどのデジタル製造技術による量産化へシフトすることが不可欠だ。
3社の技術とリソースを持ち寄ることで、単なる規模の拡大だけでなく、技術的な相乗効果による「欧州の戦略的自律」の確保を目指す動きと位置付けられる。
【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Colombia One:
https://colombiaone.com/2025/11/27/european-space-giant-3d-printing-airbus-leonardo-and-thales-challenge-spacex/
Fabbaloo:
https://www.fabbaloo.com/news/the-new-european-space-giant-and-3d-printing
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