【要点】
オランダ政府は、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙プログラムに対する今後3年間(2026年?2028年)の投資総額を、4億5300万ユーロに引き上げることを決定した。
11月28日の報道によると、カレマンス経済相がドイツで開催されたESA閣僚理事会で発表したもので、当初計画から1億900万ユーロの上乗せとなる。
この追加資金は、オランダ国内の宇宙産業や研究機関の競争力強化に加え、同国ノールトワイクに位置するESA最大の技術拠点「ESTEC」の機能維持・拡充に充てられる。
政府は、宇宙技術が安全保障、防衛、物流、気候変動対策において不可欠なインフラであることを重視し、今回の増額に踏み切った。
【編集部コメント】
本決定は、オランダが欧州宇宙セクターにおける「技術的中心地」としての地位を死守する姿勢を明確にしたものである。
当初予算案では貢献額の据え置きや実質的な縮小も懸念されていたが、一転して大幅な増額となった背景には、地政学リスクの高まりによる「宇宙安全保障」へのニーズ急増と、ESTECを擁するホスト国としての責任を果たそうとする政治的判断がある。
これにより、オランダの宇宙産業エコシステムは今後3年間、安定した成長基盤を確保したと言える。
【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
MarketScreener:
https://www.marketscreener.com/news/cabinet-increases-investment-in-space-technology-to-a-453-million-ce7d51dade8ef622
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