【要点】
インド南部ケーララ州の州政府系組織「K-Space」は、宇宙技術や防衛関連産業の集積拠点として企業誘致を進めている。
現在、州内の主要ITパークの内外に拠点を置くスタートアップと既存企業あわせて68社が正式に参画している。
これらの企業による累計投資額は約1,386クローレ、年間売上高は873クローレに達し、約5,800人の専門人材を雇用している。
多くの企業がインド宇宙研究機関(ISRO)やNASAなど国内外の宇宙機関と契約・連携関係を持つと報じられている。
報道によると、ティルヴァナンタプラムのテクノパークに拠点を置くHEX20社は、自社の衛星「Nila」をスペースXのロケットで打ち上げた実績がある。
テクノシティ地区で建設中のK-Space本部が完成すれば、さらに多くの企業を呼び込めると州当局は見込んでいる。
州政府は大学など教育機関との連携を通じ、宇宙・航空分野の人材育成にも力を入れている。

【編集部コメント】
今回公表された投資額や売上規模、雇用人数は、K-Spaceが既に一定の宇宙・防衛関連産業クラスターとして機能し始めていることを具体的に示している。
州政府がITパーク、宇宙機関、教育機関を束ねて産学官連携を進める取り組みの一環と位置付けられ、インド各州がスペーステック企業の誘致に取り組む流れの中で、ケーララ州が自前の宇宙産業基盤を形成しようとする動きとして注視すべき事例といえる。

【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Mathrubhumi:
https://english.mathrubhumi.com/news/kerala/68-companies-now-with-keralas-k-space-1-386-crore-investment-annual-turnover-873-cr-a4c84bpb

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