【要点】
ロンドン証券取引所(LSE)に上場する宇宙特化型投資信託SeraphimSpaceInvestmentTrust(SSIT)は、11月25日の年次株主総会(AGM)および翌26日の資本市場説明会において、堅調な業績と今後の成長戦略を明らかにした。
報道によると、同社のポートフォリオは、地政学的緊張を背景とした防衛・安全保障(デュアルユース)分野の需要増を捉え、特にSAR衛星大手ICEYEなどの評価益が寄与し、純資産価値(NAV)が前年比で大幅に増加した。
また、宇宙セクター全体の投資額が2021年のピーク水準に回復しつつある中、投資先であるFireflyAerospaceのIPO計画など、エグジット環境の好転も示唆された。
SSITはLSEの枠組みの中で、これら市場の追い風を最大限に活用する方針を示している。

【編集部コメント】
本件は、宇宙技術投資が「冬の時代」を脱し、実需に基づいた成長フェーズに入ったことを印象づける動きだ。
特に、SSITが強調する「デュアルユース(軍民両用)」へのシフトは、安全保障環境の変化が宇宙ビジネスの収益構造を支える太い柱になったことを意味する。
LSEにおける専門ファンドとしての地位を固めつつ、ポートフォリオ企業の大型IPOなどが実現すれば、市場全体のセンチメントをさらに押し上げる起爆剤となるだろう。

【出典情報】
公式リリース
Result of AGM:
https://www.investegate.co.uk/announcement/rns/seraphim-space-investment-trust–ssit/result-of-agm/9256256
参照情報(報道)
Kalkine Media:
https://kalkinemedia.com/uk/stocks/financial/seraphim-space-investment-trust-navigates-lse-index-framework-in-the-global-space
LSEG:
https://sparklive.lseg.com/SERAPHIMSPACEINVESTMENTTRUST/events/60efa6a9-5ef4-4cf9-8927-3173aeaca719/seraphim-space-investment-trust-capital-markets-day-2025

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