【要点】
Amazonは11月24日、低軌道衛星インターネットサービス「AmazonLeo(旧ProjectKuiper)」の企業向け最上位アンテナ「LeoUltra」の詳細を発表し、一部顧客向けのプレビューを開始した。
報道によると、このフェーズドアレイアンテナは最大1Gbpsのダウンロード速度と最大400Mbpsのアップロード速度を実現し、商用量産モデルとしては世界最速クラスの性能を謳う。
耐久性に優れた20×30インチの筐体は、可動部を持たない設計で、過酷な環境下にあるエネルギー施設や海運、航空分野での利用を想定している。
また、AmazonWebServices(AWS)への直接接続機能を備えており、セキュリティと低遅延を重視する法人需要を取り込む狙いだ。
本格的なサービス提供は2026年を予定している。
【編集部コメント】
本発表は、Amazonが衛星通信事業のブランド名を「ProjectKuiper」から「AmazonLeo」へ変更した直後に行われたもので、SpaceXのStarlinkに対抗する姿勢をより鮮明にした形だ。
特に、クラウドシェア首位のAWSインフラと衛星通信をシームレスに統合できる点は、法人市場においてStarlinkに対する強力な差別化要因となる。
1Gbpsという帯域幅は、単なる通信手段を超え、エッジコンピューティングやリアルタイムデータ分析の基盤としての活用を可能にするものであり、宇宙インターネット競争は「速度」から「付加価値」のフェーズへ移行しつつある。
【出典情報】
公式リリース
Amazon Leo debuts new gigabit-speed ‘Ultra’ antenna, begins enterprise preview:
https://www.aboutamazon.com/news/amazon-leo/amazon-leo-satellite-internet-ultra-pro
参照情報(報道)
Interesting Engineering:
https://interestingengineering.com/space/amazon-leo-ultra-satellite-internet
GeekWire:
https://www.geekwire.com/2025/amazon-leo-ultra-satellite-internet-service/
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