【要点】
韓国宇宙航空庁(KASA)は11月25日に第4回国家宇宙委員会を開催し、国の宇宙開発中長期計画の改定案を最終決定した。
2025年11月25日の報道によると、最大の変更点は、2030年の初打ち上げを目指して開発中の「次世代ロケット(KSLV-III)」について、従来のケロシン燃料を用いた使い捨て型から、メタン燃料を使用する「再使用型ロケット」へと設計を抜本的に転換することだ。
KASAは、SpaceXなどが主導する世界の打ち上げ市場において、コスト競争力を持つためには再使用技術が不可欠であると判断した。
計画では、一段目ブースターの垂直着陸・回収を目指すが、開発途中での仕様変更に伴うスケジュール遅延や技術的リスクへの懸念も指摘されている。

【編集部コメント】
ヌリ号の実用化に目処がついたこのタイミングで、韓国がより野心的な「再使用型」へ舵を切ったことは、宇宙政策における強い危機感と意欲の表れだ。
メタンエンジンは煤が発生しにくく再使用に適しているが、技術的難易度は極めて高い。
既に開発プロセスが進んでいたプロジェクトの方針転換は異例であり、KASAの発足によってトップダウンの意思決定スピードが加速していることを示唆している。
今後は、ハンファエアロスペースなどの民間企業が、この高難度な開発目標にどう追従していくかが焦点となるだろう。

【出典情報】
公式リリース
?4? ???????, ?? ???? ?? ?????:
https://www.kasa.go.kr/bbs/BBSMSTR_000000000010/view.do?nttId=B000000002432Ie6lP9
参照情報(報道)
Donga Science:
https://www.dongascience.com/en/news/75243
Chosun Biz:
https://biz.chosun.com/en/en-science/2025/11/25/KNSAPEUHQRCSFD74BJL354QNNE/

Astronavi