【要点】
SpaceXがフロリダ州で進める次世代ロケット「Starship」の打ち上げ拡大計画に対し、競合のBlueOriginとUnitedLaunchAlliance(ULA)が強い反対姿勢を示していることが11月24日までに明らかになった。
報道によると、両社は規制当局に対し、SpaceXが計画する年間最大120回規模の打ち上げ頻度や、それに伴う広範な爆発危険区域の設定が、近隣にある自社発射台(LC-36およびSLC-41)の運用を著しく阻害すると主張している。
特に、Starshipの運用に伴う頻繁な人員退避要請が、他社の打ち上げ準備に遅延をもたらす点が主要な争点となっている。
これに対しSpaceX側は、競合他社が規制プロセスを利用して開発を妨害していると反論しているが、宇宙軍のブライアン・チャットマン司令官は、Starshipの運用開始が近隣施設へのアクセスに影響を与える可能性を認めている。

【編集部コメント】
本件は、Starshipという規格外の巨大システムが、既存の宇宙港インフラに突きつけた課題の大きさを象徴している。
フロリダのスペースコーストがかつてないほど混雑する中、一社の圧倒的な打ち上げペースが、物理的に他社の活動を制約しかねない状況は、宇宙アクセスの公平性を巡る新たな論争の火種である。
国家安全保障上の重要資産であるStarshipの推進と、健全な競争環境の維持をどう両立させるか、FAAや宇宙軍による調整能力が問われる局面と言える。

【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Russpain:
https://russpain.com/en/facts/spacex-faces-opposition-from-blue-origin-and-ula-over-starship-plans-in-florida-335833/
Ars Technica:
https://arstechnica.com/space/2025/11/rivals-object-to-spacexs-starship-plans-in-florida-whos-interfering-with-whom/

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