【要点】
英国政府とUK Space Agencyは、11月26?27日に行われた欧州宇宙機関(ESA)閣僚理事会において、ESAプログラム向けに17億ポンドの新規投資を行う方針を確定した。今回の決定により、英国の今後10年間の累計拠出額は28億ポンド規模となり、宇宙技術開発、人材確保、通信・観測インフラの強化につながるとされる。投資の内訳には、打ち上げ関連プログラムへの1億6200万ポンド、宇宙天気監視ミッション「Vigil」への1億3100万ポンド、地球観測プログラムへの1億2000万ポンドが含まれる。また、火星ローバー「ロザリンド・フランクリン」や月着陸船「アルゴノート」への継続支援も明示された。英国政府は、この投資が経済成長と安全保障を強化する政策の一環であると説明している。
【編集部コメント】
英国は今回の投資により、欧州と協調しながら宇宙インフラの整備と技術開発を進める姿勢を明確にした。特に、打ち上げ能力の確保や宇宙天気監視への投資は、産業振興だけでなく重要インフラの強靱化に資する取り組みとして位置付けられる。探査分野での継続的支援も、長期的な技術基盤の維持に寄与する。財政環境が厳しい中でも宇宙分野への投資を維持する点は、英国が宇宙産業を成長分野として重視していることを示している。
【出典情報】
公式リリース
Growth and security at the forefront in UK funding boost for European Space Agency:
https://www.gov.uk/government/news/growth-and-security-at-the-forefront-in-uk-funding-boost-for-european-space-agency

参照情報(報道)
Innovation News Network:
https://www.innovationnewsnetwork.com/uk-space-industry-set-for-major-boost-with-1-7bn-esa-investment/64232/

Public Sector Executive:
https://www.publicsectorexecutive.com/articles/uk-commits-ps17bn-european-space-agency-programmes

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