【要点】
欧州宇宙機関(ESA)とノルウェー宇宙庁(NOSA)は11月27日、ブレーメンで開催された閣僚理事会の場で、ノルウェー北部トロムソに「Arctic Space Centre」を設立する可能性について協力を進めるための基本合意書に署名した。報道や公式情報によれば、同センターは北極圏の気候監視、通信・航法サービスの向上、宇宙天気観測の強化を主目的とする計画である。トロムソは高緯度地域に位置し、極軌道衛星データの受信に適した条件を備えていることから、将来的に欧州の宇宙インフラを支える拠点として活用される可能性がある。また、この取り組みは北極域における持続可能な発展や地域協力を支援する宇宙利用の一環として位置付けられている。
【編集部コメント】
北極圏は環境変動の影響が特に顕著であり、衛星観測の拡充はデータの精度向上に直結する。さらに、高緯度地域での通信・航法サービスの需要は増加傾向にあり、専用拠点の整備は運用の効率化に寄与すると考えられる。トロムソには既存の衛星受信施設があるため、新センターは地域のインフラと補完関係を築きながら、欧州全体の宇宙利用体制を強化する基盤になり得る。
【出典情報】
公式リリース
ESA and Norway explore possibility of Arctic Space Centre:
https://www.esa.int/About_Us/Corporate_news/ESA_and_Norway_explore_possibility_of_Arctic_Space_Centre

参照情報(報道)
Space and Defense:
https://spaceanddefense.io/esa-and-norway-explore-creation-of-new-arctic-space-centre/

Mirage News:
https://www.miragenews.com/esa-norway-mull-arctic-space-centre-plan-1579122/

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