【要点】
・ドイツの宇宙企業DCUBEDが、軌道上で太陽電池構造を製造する技術開発を進めていると報道された。
・同社は2025年に初期試験を開始し、2027年までに宇宙空間で機能的な構造を実証する計画を示している。
・打ち上げ時には材料を圧縮収納し、宇宙で3Dプリンターを使って太陽電池の支持構造を成形する方式を採用する。
・展開済みの薄膜太陽電池シート上に、構造材となるポリマーを直接塗布することでフレームを形成する。
・このポリマーは太陽光に含まれる紫外線で硬化し、追加の電力を必要としない仕組みである。
・ロケットの積載制限に依存しない大型パネルの製造を可能にする点が特徴とされる。
・2027年には出力2kW級のソーラーアレイを軌道上で完成させる計画が示された。
・ISM(In-Space Manufacturing)とは、宇宙空間で部材や構造物を製造・組み立てる技術の総称である。

【編集部コメント】
宇宙構造物の大型化を妨げてきたフェアリングサイズの制約を、軌道上製造で解消しようとする点が本計画の特徴である。とりわけ、太陽光の紫外線で硬化するポリマーを利用する方式は、宇宙環境を前提にした材料設計として注目される。将来の大型太陽電池アレイや宇宙太陽光発電所など、広大な構造物を必要とする計画に向けた基盤技術として位置づけられる。

【出典情報】

公式リリース
なし

参照情報(報道)

3D print.com :
https://3dprint.com/322514/dcubeds-new-araqys-platform-could-3d-print-kilowatts-of-power-in-space-by-2027/

Click Oil and Gas:
https://en.clickpetroleoegas.com.br/3D-printing-technology-allows-solar-panels-to-be-assembled-in-orbit-with-tests-scheduled-for-2025-and-the-goal-of-demonstrating-a-functional-structure-in-space-by-2027-hl1402/”