【要点】
・豪 Myriota 社が、IoT向け衛星 5G ネットワーク「HyperPulse(ハイパーパルス)」を正式に公開した。
・同サービスは2025年12月15日から米国、メキシコ、ブラジル、豪州、サウジアラビアで利用可能とされる。
・HyperPulseは、国際通信規格を定める 3GPP の 5G NTN(非地上系ネットワーク)標準に準拠している。
・通信インフラには、 Viasat の L バンド衛星通信容量を利用し、世界の広域をカバーできるよう設計されている。
・従来の衛星IoTサービスと比べ、高速かつ大容量のデータ伝送と低遅延通信が可能であり、産業用途でのIoT利用に向いていると報じられている。
・資産追跡、環境モニタリング、農業、物流など、多くの産業分野での活用が想定されており、地上の通信インフラが整備されていない地域でもIoTを実現する狙い。
・5G NTN とは、衛星など地上以外の通信手段で 5G 規格を実現するネットワーク方式のことである。

【編集部コメント】
衛星 IoT 分野で「5G 標準」を採用したネットワークが商用提供に至った点は、通信インフラの地域格差是正における重要なマイルストーンといえる。HyperPulse によって、地上網が届かない地域でも地上と同等の通信仕様によるサービス構築が可能になり、物流、農業、環境、インフラ管理などの幅広い用途で IoT の適用範囲が飛躍的に広がる可能性がある。

【出典情報】

公式リリース
Myriota Announces Global Availability of HyperPulse 5G NTN:
https://myriota.com/hyperpulse-general-availability/

参照情報(報道)
Space Connect:
https://www.spaceconnectonline.com.au/industry/6867-myriota-launches-world-first-space-enabled-iot-5g-network

IoT Now:
https://www.iot-now.com/2025/12/04/154543-myriota-announces-general-availability-for-hyperpulse/