【要点】
・米国の衛星製造企業 K2 Space が新たな資金調達ラウンドを進めており、企業評価額が約30億ドルに達する見通しだと報じられた。
・The Information の情報を引用した報道では、前回評価額の約4倍に相当する急速な拡大になると伝えられている。
・新ラウンドは Redpoint Ventures が主導するとされ、調達に向けた交渉が進行中と報じられた。
・K2 Space は SpaceX 出身者によって設立され、「メガクラス」と呼ばれる超大型衛星バスの開発を進めている。
・同社は、低コストで大型の衛星構造を提供し、電力供給量や搭載能力を大幅に向上させる設計方針を掲げている。
・大型ロケットの普及を前提に、通信・観測・直接通信(D2D)などの高負荷ミッションを支える次世代インフラ構築を目指している。
・宇宙経済の拡大を背景に、大型衛星アーキテクチャへの需要が高まっており、投資家の関心が強いと報じられた。
・K2 Space とは、従来の小型衛星とは異なる超大型・高電力の衛星バスを商業向けに提供する企業である。
【編集部コメント】
衛星の小型・量産化が主流となる中、K2 Space の「超大型・高性能」という戦略は、新世代ロケットの登場を踏まえた構造変化を象徴している。打ち上げ能力の向上がもたらす設計自由度の拡大は、大電力ペイロードや大型通信アンテナの搭載を可能にし、従来では困難だった高難度ミッションの実現性を高める。評価額の急拡大は、市場がこうした新アーキテクチャの潜在性を高く評価していることの表れといえる。
【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
WebProNews:
https://www.webpronews.com/satellite-startup-quadruples-valuation-to-3b-in-space-economy-boom/
PitchBook:
https://pitchbook.com/newsletter/global-vc-deals-for-december-4-2025