【要点】
・ギリシャ政府は2025年11月28日に自国初のマイクロ衛星を米国で打ち上げ、軌道投入が確認されたと報じられている
・衛星はカリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地からSpaceXのFalcon 9ロケットで打ち上げられた
・今回の搭載ミッションはTransporter-15で、複数小型衛星を同時に投入する民間・政府向けの共有打ち上げ計画とされる
・本衛星群はギリシャの「国家マイクロ衛星プログラム」の一部であり、国防省とデジタルガバナンス省が共同で進めている
・構成衛星にはICEYE社製のSAR衛星(雲を通して地表を観測できる合成開口レーダー方式)が2機含まれると報道されている
・取得データは国境監視、国防分野の情報収集、災害対応(山火事・洪水など)への活用が計画されている
・同プログラムはEUの復興・強靭化基金(RRF)の財政支援を受けていると報道されている
・政府は2026年に追加の光学衛星や熱赤外線観測衛星の打ち上げを計画していると報じられている

【編集部コメント】
ギリシャによるマイクロ衛星運用の開始は、国境監視や災害対応に必要な観測データを自国で確保する体制づくりの一環として位置付けられる。これまで他国データに依存してきた状況から、自律的なISR基盤の整備に向けた初期段階が始まったといえる。EU基金の支援と民間企業の技術活用を組み合わせた推進手法は、迅速な観測能力構築モデルとして注目される。

【出典情報】

公式リリース
なし

参照情報(報道)
Travel And Tour World:
https://www.travelandtourworld.com/news/article/greece-advances-national-defense-with-successful-launch-of-first-micro-satellites-paving-the-way-for-future-space-initiatives/

Greek Reporter:
https://greekreporter.com/2025/11/29/greece-launches-satellites-national-program/