【要点】
・中国の民間企業LandSpaceが新型再使用ロケット「Zhuque-3(朱雀3号)」の初飛行を実施したと報じられている
・ロケットは12月3日に酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、第2段による軌道投入に成功した
・今回のミッションでは第1段ブースターの再使用試験が行われ、設定された着陸地点付近まで戻ったとされる
・最終降下フェーズで異常が発生し、ブースターは着陸に失敗したと報じられている
・朱雀3号はステンレス製機体や液体酸素・メタンエンジンを採用した大型再使用ロケットで、直径4.5m・全長66mのサイズと紹介されている
・同ロケットは将来的に大規模衛星打ち上げ需要を支える主力機として開発が進められている
・LandSpaceは回収失敗を認めつつ、誘導制御や熱防護に関する有用なデータを取得できたと表明したと報道されている
・朱雀3号は中国初の軌道級再使用ロケットの一つと位置付けられ、量産や商業運用を視野に開発が進められている

【編集部コメント】
初飛行で軌道投入に成功し、再使用試験でも着陸地点付近まで誘導できた点は民間企業による技術進展を示す成果といえる。一方で、最終着陸には至らず、再使用型としての完成度は今後の改善が必要となる。ステンレス構造やメタン燃料といった近年の再使用ロケットに共通する設計を採用しており、中国の民間ロケット産業が本格的に高度化する過程で重要な試験となった。

【出典情報】

公式リリース
なし

参照情報(報道)
SpaceDaily:
https://www.spacedaily.com/reports/LandSpace_ZQ_3_Y1_rocket_reaches_orbit_on_first_reusable_flight_attempt_999.html

Space.com:
https://www.space.com/space-exploration/launches-spacecraft/chinas-1st-reusable-rocket-explodes-in-dramatic-fireball-during-landing-after-reaching-orbit-on-debut-flight