【要点】
・米国の先端材料企業X-MATが新型セラミックフォーム「X-FOAM」を公表したと報じられている
・1,300℃を超える高温や極低温であっても構造と断熱性能を維持できる設計とされる
・熱伝導率は0.034 W/m・Kで、高性能断熱材の代表であるエアロゲルに匹敵する数値と紹介されている
・密度は0.15 g/ccと極めて軽量で、水の数分の一の軽さを実現する
・軽量ながら圧縮強度は数百~数千PSIに達し、構造材として使用できる機械的強度を備えるとされる
・不燃性で、2,000℃の直火に晒しても発火や溶融を起こさない性能を示すと報じられている
・切削加工が可能で、従来のセラミック材料より成形性に優れ実用性が高い点が特徴とされる
・用途として宇宙船の熱防護システム、航空機、産業炉など極限環境での利用が想定されている

【編集部コメント】
極限環境での安全性や効率性を左右する素材技術は、宇宙機設計において重要な基盤となる。X-FOAMは高断熱性と軽量性を両立し、かつ機械加工が可能な点で従来の断熱材の限界を補うものといえる。再使用型宇宙船や極超音速機の熱防護設計では、新素材の採用によって形状や構造の最適化が進む可能性があり、長期的な技術革新につながることが期待される。

【出典情報】

公式リリース
なし

参照情報(報道)
SpaceDaily:
https://www.spacedaily.com/reports/X-MAT_introduces_X-FOAM_A_game-changing_ceramic_foam_for_extreme_environments_999.html

NewsByWire:
https://newsbywire.com/x-mat-unveils-x-foam-a-game-changing-ceramic-foam-for-extreme-environments/