【要点】
・米国アトランタ拠点の新興企業Reditus Spaceがステルス期間を終え、再使用型回収カプセル事業を正式に公開した
・同社は「ENOS」と呼ばれる再突入カプセルを開発し、宇宙で製造・実験された物品を地上へ輸送するサービスを提供する
・事業コンセプトとして「Microgravity-as-a-Service(微小重力環境の提供)」を掲げ、製薬や半導体材料などの産業用途をターゲットにする
・同社は既に710万ドルのシード資金を調達し、2026年夏にSpaceXライドシェアで初号機「ENOS Mk 1」を打ち上げる計画である
・ENOS Mk 1は最大40kgのペイロードを搭載でき、およそ2か月間の軌道滞在後にフロリダ沖へ着水回収される予定
・カプセルは20回以上の再使用を想定して設計され、低コストで高頻度の往還能力を提供することを目指す
・宇宙からのダウンマス確保は、軌道上製造や実験の商用利用拡大に不可欠とされる
・Microgravity-as-a-Serviceとは「微小重力環境での研究・製造を、輸送手段・設備と合わせてサービス化する事業モデル」

【編集部コメント】
軌道上製造の商用利用が加速する中で、課題として残っているのが「回収手段の不足」である。Reditus Spaceのような小型回収カプセルは、ISS依存からの脱却が進む将来において、民間宇宙研究の基盤インフラとなる可能性がある。低コストで繰り返し利用できる往還システムは、Varda Spaceを含む同分野の競争をさらに活発化させ、宇宙実験の商業化を後押しするだろう。

【出典情報】

公式リリース
なし

参照情報(報道)
Payload Space:
https://payloadspace.com/exclusive-reditus-space-unveils-plans-for-reusable-reentry-vehicle/

Hypepotamus:
https://hypepotamus.com/startup-news/reditus-space-microgravity-as-a-service-funding/