【要点】
・カナダのIntellistake Technologies Corp.が、シンガポールのOrbit AI Inc.との戦略的パートナーシップ締結を発表した
・IntellistakeはOrbit AIが構築する低軌道衛星ネットワーク「Orbital Cloud」に、ブロックチェーン検証レイヤー(トラストレイヤー)を提供する
・Orbital Cloudは、LEO衛星を用いてAI演算やデータ処理を行う軌道上データセンター構想で、地上電力網に依存しない太陽光駆動を特徴とする
・Intellistakeは、軌道上で処理されたデータの真正性・計算結果の検証を行うソフトウェアおよびノード運用を担当する
・Orbit AIは2025年12月に衛星「Genesis-1」を打ち上げ予定で、Ethereumウォレットやブロックチェーンノード機能を搭載する
・両社は、地政学的リスクや災害の影響を受けにくい主権型・検閲耐性の高いデジタルインフラ構築を目指すとしている
・Intellistakeはスウェーデンなどで展開するGPUデータセンター事業に加え、宇宙インフラ領域へ事業を拡大している
・LEO(低軌道)とは高度約2,000km以下の軌道で、低遅延通信や小型衛星ネットワークに利用される軌道領域
【編集部コメント】
AI計算需要が急増する中、電力制約や冷却問題に直面する地上データセンターは限界が指摘されている。Orbital Cloudは、宇宙空間の環境を活かして演算能力を確保する構想であり、そこにブロックチェーンを用いた信頼性保証レイヤーを組み合わせる点が特徴的だ。AI・Web3・宇宙インフラが融合する新たな市場の形成を示す事例であり、今後の軌道上コンピューティングの実装動向が注目される。
【出典情報】
公式リリース
Intellistake Strengthens AI Infrastructure Platform With Entry Into Space-Based Data Centers:
https://www.newswire.ca/news-releases/intellistake-strengthens-ai-infrastructure-platform-with-entry-into-space-based-data-centers-870229015.html
参照情報(報道)
TipRanks:
https://www.tipranks.com/news/company-announcements/intellistake-enters-space-based-ai-infrastructure-with-orbit-ai-partnership