【要点】
・米宇宙企業Blue Originは、ラスベガスで開催されたAmazonのAWSカンファレンス「re:Invent 2025」で、月表面の塵(レゴリス)からエネルギーを生成する装置を公開したと報じられた
Futurism
・この装置は「月の塵を吸引し熱を抽出して電力に変換する」機構を持つと説明されている
Futurism
・AIスタートアップのIstari Digitalが設計プロセスに関与し、AIに工学的要件と制約を与える仕組みの下で装置設計を行ったと報じられている
The Tech Buzz
・説明では、昼間に熱を蓄え、夜間にそれを放出することにより「月の夜」(約2週間の極低温期)の電力確保を狙うとされる
Futurism
・装置はレゴリス(微細で侵食性のある月表面堆積物)を利用し、従来のバッテリーや太陽光発電に替わる電源供給手段としての可能性が示唆された
鉅亨網
・Istari DigitalのCEO Will Roperは、AI設計が要件・安全基準を満たしつつ設計を生成する仕組みを採用していると語ったと伝えられている
The Tech Buzz
・この技術が実際に稼働するかどうか、飛行モデルや発電容量などの性能データは報道時点で明らかにされていない
Futurism
・装置の名称や実証スケジュールなど公式仕様は公開されておらず、現段階はコンセプト展示の段階と報じられている
Futurism
【編集部コメント】
月面では約14日間続く夜間の極低温と太陽光欠如が最大の電力課題であり、その解決策としてレゴリスの熱を電力に変換するというコンセプトは、従来の太陽光・バッテリー・原子力とは全く異なるアプローチです。AIを設計プロセスに起用した点も、将来の宇宙機器開発における新たなパラダイムを示唆します。ただし現時点では実機データや公式仕様の公表がなく、実運用への道のりは未確定です。
【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Cnbc :
https://www.cnbc.com/2025/12/03/istari-digital-ai-blue-origins-moon-dust-battery.html