【要点】
・ハンファシステムが、韓国初となる軍事向け宇宙半導体の試作開発に成功したと報じられた
・開発品は放射線耐性(Rad-Hard)を備え、宇宙空間の温度変化や放射線環境に耐える設計
・これまで同種の半導体は海外依存(輸入100%)だったが、今回の成果により基幹部品の国産化が大きく前進
・衛星電力制御やデータ処理などの主要コンポーネントとして、今後の偵察衛星・通信衛星への搭載が見込まれる
・国防技術振興研究所(DTaL)の支援による国家プロジェクトの一環として開発が進められた
・ITARなど海外輸出規制の影響を受けずに調達できる体制が整い、防衛宇宙産業の自立性向上に寄与する
・Rad-Hard(耐放射線)半導体とは、宇宙放射線による誤作動や劣化を防ぐため特殊設計された電子部品

【編集部コメント】
軍事衛星のボトルネックの一つである「宇宙用半導体の調達問題」を韓国が自力で突破しつつあります。特に軍事グレードのRad-Hard半導体は輸出規制が厳しく、入手難や価格高騰、リードタイムの長期化が衛星開発の遅延を招くことが多くありました。ハンファシステムの国産化成功は、衛星バスからミッション機器までの国産化を加速し、韓国が独自の宇宙防衛アーキテクチャを構築する上で重要な転換点となります。

【出典情報】

公式リリース
なし

参照情報(報道)
BusinessKorea:
https://www.businesskorea.co.kr/news/articleView.html?idxno=257934

Korea IT Times:
https://www.koreaittimes.com/news/articleView.html?idxno=148560

Asia Economy:
https://cm.asiae.co.kr/en/article/2025120309513622721