【要点】
・台湾の宇宙企業Rapidtek Technologies(鐳洋科技)は、超小型衛星「Black Kite-1(夜鳶一号)」の打ち上げに成功した。
・本ミッションは、台湾国家宇宙センター(TASA)によるスタートアップ育成プログラムの支援を受けて実施された。
・衛星は低軌道(LEO)に投入され、自社開発したKuバンド通信モジュールの軌道上実証を行う。
・主な目的は、将来的なIoT(モノのインターネット)向け衛星コンステレーション(多数機連携)の構築に必要な技術データを取得することである。
・Rapidtekは、衛星の設計、製造、および地上局との通信システムの統合を主導し、国内サプライチェーンの能力を実証した。
・同社は今回の成功を足がかりに、高まる宇宙通信需要に対応する量産体制の確立を目指すとしている。
・報道によると、台湾企業が独自に通信衛星を運用することは、同国の宇宙産業エコシステムにとって重要なマイルストーンとなる。
【編集部コメント】
台湾は半導体や精密機器での優位性を活かし、国家戦略として「宇宙産業の自律化」を急速に進めています。
TASAの支援を受けた民間企業が、コンポーネント供給にとどまらず衛星システム全体の運用に成功した点は、台湾版ニュースペースの成熟を示唆しています。
今後は、地上端末から軌道上インフラまでをパッケージ化したソリューションとして、国際市場での競争力を高めていく動きが予想されます。
【出典情報】
公式リリース
Rapidtek Successfully Launches Black Kite-1 with TASA to Advance LEO IoT Constellation:
https://www.prnewswire.com/news-releases/rapidtek-successfully-launches-black-kite-1-with-tasa-to-advance-leo-iot-constellation-302628743.html
参照情報(報道)
FOX40:
https://fox40.com/business/press-releases/cision/20251130HK28533/rapidtek-successfully-launches-black-kite-1-with-tasa-to-advance-leo-iot-constellation