【要点】
・報道によると、Space.comはDawn Aerospaceの準軌道スペースプレーン(地球を周回せず短時間の宇宙到達を目指す再使用機)Mk-II Auroraの初のロケット推進飛行のハイライト映像を公開した。
・同機は滑走路で水平離着陸する方式を採り、従来ロケットに比べて航空機に近い運用を目指す設計である。
・同社の公式情報によると、Mk-II Auroraの初のロケット推進飛行キャンペーンはニュージーランドのグレンタナー飛行場で実施され、3日間で3回の試験飛行が行われた。
・初期のロケット推進試験は、最大速度や高度の追求よりも、ロケットエンジンなど主要システムの検証を目的として実施された。
・最初のロケット推進飛行は、代替ジェットエンジンによる以前の試験と同程度の高度・速度に到達したとされ、段階的に性能を引き上げる方針が示された。
・同社は商業運用段階でMk-II Auroraを最大100text{km}$まで到達させ、$1$日に$2回の準軌道飛行の実現を目標に掲げている。
・Mk-II計画完了後にはMk-IIIの開発が想定され、LEO(低軌道・高度$2,000text{km}$以下)への小型衛星打上げ能力の獲得も視野に入れているとされる。
【編集部コメント】
小型の再使用型宇宙機を高頻度で運用するには、ロケット推進の信頼性と地上オペレーションの簡素化が鍵になる。
DawnAerospaceのMk-IIAuroraは滑走路から離着陸する準軌道機であり、航空機的な運用を目指す取り組みの一つとして位置付けられる。
映像公開は、同社が将来の商業フライトへ向けて段階的に実証を積み上げていることを示す。
【出典情報】
公式リリース
Successful Rocket-Powered Flight – CEO Statement:
https://www.dawnaerospace.com/latest-news/successful-rocket-powered-flight
参照情報(報道)
Space.com(Dailymotion掲載):
https://www.dailymotion.com/video/x9uswfs