【要点】
・本田技研工業(Honda)は、開発を進める再使用型ロケットの技術実証試験を実施し、その進捗状況を明らかにした。
・報道によると、試験はロケットの垂直着陸や姿勢制御に必要な誘導アルゴリズムの検証を含んでいたとされる。
・同社は、2030年を目処に小型人工衛星を低軌道(LEO)へ投入する打ち上げサービスの商用化を目指している。
・ロケット開発には、F1などのレース活動や量産車開発で培った燃焼技術、流体解析、自動運転技術が応用されている。
・機体の一部を再使用(リユース)することで、打ち上げコストを大幅に削減し、国際的な競争力を確保する狙いがある。
・ホンダは宇宙事業を、空飛ぶクルマ(eVTOL)やアバターロボットと並ぶ、将来の成長領域の柱の一つと位置付けている。
・今後はエンジンのスケールアップや、より高高度での飛行試験へと開発フェーズを移行させる計画である。
【編集部コメント】
日本の自動車大手であるホンダが、SpaceXと同様の「再使用」を前提としたロケット開発を本格化させている点は注目に値します。
特に、自動車産業で磨かれた「量産化」と「コスト管理」のノウハウが、一品生産が主流だったロケット製造にどのような革新をもたらすかが鍵となります。
2030年の市場参入は後発となりますが、高い信頼性と低価格を両立できれば、アジア圏の衛星打ち上げ需要を取り込む有力なプレーヤーとなるでしょう。
【出典情報】
公式リリース
Honda Conducts Successful Launch and Landing Test of Experimental Reusable Rocket:
https://global.honda/en/topics/2025/c_2025-06-17ceng.html
参照情報(報道)
The Verge:
https://www.theverge.com/transportation/832364/honda-reusable-rocket-space-exploration
WebProNews:
https://www.webpronews.com/honda-tests-reusable-rocket-targets-orbital-launches-by-2030/