【要点】
・カナダの衛星通信大手Telesatと宇宙技術企業MDA Spaceは、低軌道(LEO)コンステレーション「Lightspeed」の衛星開発において重要な節目を達成した。
・両社は、衛星および主要サブシステムの「予備設計レビュー(PDR)」を完了し、設計が機能・性能要件を満たしていることを確認した。
・これにより、プログラムは詳細設計(CDR)および製造フェーズへと正式に移行する。
・MDA Spaceは2023年にプライムコントラクターとして選定されており、同社のデジタル衛星プラットフォーム「MDA AURORA」をベースとした198機の衛星を製造する。
・Telesat Lightspeedは、企業、政府、航空機、船舶向けに、光ファイバー並みの高速・低遅延通信を提供するグローバルネットワークである。
・報道によると、今回のPDR完了は、2026年の打ち上げ開始に向けたスケジュールが順調に進んでいることを示すものである。
・MDA Spaceは、オンタリオ州ブランプトンの衛星システム製造施設で量産体制の整備を進めている。
【編集部コメント】
カナダの宇宙産業を牽引する2社による国家プロジェクト級の事業が、紙上の構想から「形」になるフェーズへと進みました。
Starlinkなどの先行勢に対し、Lightspeedは「企業・政府向け(B2B/B2G)」に特化し、SLA(サービス品質保証)を重視する戦略をとっています。
今回のPDR通過は、MDAが新規開発した「AURORA」バスの技術的成熟度を証明するものでもあり、カナダ製衛星の輸出競争力向上にも寄与するでしょう。
【出典情報】
公式リリース
Telesat and MDA Space Complete Key Milestone for Telesat Lightspeed Constellation:
https://www.telesat.com/press/press-releases/telesat-and-mda-space-complete-key-milestone-for-telesat-lightspeed-constellation/
参照情報(報道)
Le Lézard:
https://www.lelezard.com/en/news-22036760.html