【要点】
・アリアンスペース社は、仏領ギアナの宇宙センターから「Vega C」ロケットによる打ち上げを実施した。
・搭載されていた韓国の多目的実用衛星「KOMPSAT-7(アリラン7号)」は、予定された太陽同期軌道(SSO)へ正常に投入された。
・KOMPSAT-7は韓国航空宇宙研究院(KARI)が開発した地球観測衛星で、KOMPSAT-$3text{A}$の後継機にあたる。
・報道によると、同衛星は$0.3text{メートル}$以下の超高解像度光学センサーを搭載し、精密な地上撮影が可能である。
・取得データは、気候変動監視、災害対応、国土管理、および国家安全保障目的の偵察活動に利用される。
・Vega Cロケットにとっては、運用再開後の信頼性を国際市場に示す重要な商業ミッションの成功となった。
・今回の配備により、韓国は独自の高精細監視網を強化し、既存の衛星と連携した観測体制を確立する。
【編集部コメント】
VegaCによるKOMPSAT-7の打ち上げ成功は、ロケット不具合による遅延を乗り越えた欧州と、監視能力の強化を急ぐ韓国の双方にとって大きな安堵をもたらす結果です。
特に韓国は、SpaceXへの委託を進める一方で、重要な光学資産を欧州ロケットで打ち上げることで、宇宙輸送手段の多様化(リスク分散)を図る戦略的意図が見て取れます。
0.3m級の解像度は世界最高水準であり、北東アジア情勢における情報の粒度と即時性が一段と向上することになります。
【出典情報】
公式リリース
VEGA C SUCCESSFULLY DEPLOYS KOMPSAT-7 IN ORBIT:
https://www.avio.com/press-release/vega-c-successfully-deploys-kompsat-7-orbit
参照情報(報道)
Spaceflight Now:
https://spaceflightnow.com/2025/12/02/arianespace-launches-south-korean-earth-observation-satellite-on-vega-c-flight/
Space.com:
https://www.space.com/space-exploration/launches-spacecraft/europe-vega-c-rocket-kompsat-7-korean-satellite-launch