【要点】
・報道によると、英国BAE Systemsが設計・製造したAzaleaの無線周波数RF衛星(電波の周波数帯を捉える衛星)3機が2025/11/28に打ち上げられた。
・3機はSpaceXの相乗りミッションTransporter-15で打ち上げられ、衛星の統合・分離はExolaunchが担った。
・打ち上げ後、23:05〜04:55(GMT)の最初の3回の交信機会で、3機との通信確立が確認された。
・報道によると、3機は高度約350マイルで編隊飛行し、超広帯域RFセンサー(広い周波数帯を同時に扱う電波センサー)で地上の電波信号を監視し、発信源の位置を推定する計画だ。
・同じミッションでICEYE(フィンランド)のSAR衛星(合成開口レーダー、雲越しに地表を観測できる)も打ち上げられ、4機のマルチセンサー衛星クラスターを構成するとされた。
・クラスターはRFとSAR의 データを軌道上で処理し、ほぼリアルタイムで意思決定者へ提供する設計で、海上の違法行為検知などを想定すると報じられた。
・報道によると、BAE Systemsは今後数カ月にわたり、顧客と連携してRFとSARのデータ融合を試験し、情報収集や災害対応などの用途を検討する。
・Exolaunchの公式発表では、Transporter-15でBAE SystemsのAzaleaクラスター向け衛星(AC1-001〜AC1-003)が搭載されたと記載されている。
【編集部コメント】
相乗り打上げを活用して衛星群を短期に軌道投入し、電波情報(RF)とSAR観測を軌道上で統合して迅速に提供する設計が示された。防衛・治安から民生の危機対応まで、複数用途を意識した実証として位置付けられる。
【出典情報】
公式リリース
Exolaunch Deploys 58 Satellites on SpaceX’s Transporter-15 — Successfully Completing its Largest Rideshare Mission
参照情報(報道)
I-Connect007