【要点】
・米AST SpaceMobileが、次世代通信衛星「Bluebird 6」の打ち上げ準備を進めている。
・打ち上げは12月15日に、インドのサティシュ・ダワン宇宙センターから行われる予定である。
・使用されるロケットは、インド宇宙研究機関(ISRO)の大型ロケット「LVM3」である。
・Bluebird 6は「Block 2」と呼ばれる次世代機の初号機で、重量は約6.5トンに達する。
・搭載されるフェーズドアレイアンテナ(電波制御アンテナ)は約2,400平方フィートと、低軌道で最大級となる。
・従来機と比較してサイズは3.5倍、データ処理能力は10倍に向上するとされる。
・スマートフォンと直接通信するブロードバンドサービスの提供エリア拡大を目的としている。
・同社は2026年末までに45〜60機の衛星を軌道投入し、カバレッジを広げる計画だ。
【編集部コメント】
本件は、ASTSpaceMobileが商用サービス本格化に向けて「Block2」衛星の展開を開始する重要なマイルストーンだ。特筆すべきは、打ち上げ手段としてSpaceXではなくインドのLVM3を選択した点であり、打ち上げプロバイダの多様化によるリスク分散を図る戦略が見て取れる。巨大なアンテナを展開する技術的難易度は高いが、成功すれば既存の携帯電話網とシームレスに連携する宇宙インフラとして、通信業界に与えるインパクトは計り知れない。
【出典情報】
公式リリース
AST SpaceMobile Announces BlueBird 6 Launch Date, the Largest Commercial Communications Array Ever Deployed in Low Earth Orbit
参照情報(報道)
MarketBeat
Economic Times