【要点】
・Nordic Semiconductorが、衛星通信(NTN)に対応した新たなIoT開発キットを市場投入した。
・発売されたのは「nRF9151 SMA Development Kit (DK)」で、同社のセルラーIoT製品向けである。
・同時にリリースされたモデムファームウェアにより、3GPP Release 17準拠のNB-IoT NTNをサポートする。
・これにより、既存のセルラーIoTデバイスが地上波だけでなく、衛星との直接通信も可能になる。
・開発キットにはSMAコネクタが搭載されており、外部アンテナを接続して詳細なRF性能評価を行える。
・開発者は本キットを用いることで、地上網と衛星網をシームレスに切り替えるハイブリッド端末を設計できる。
・主な用途として、携帯電話網が届かない遠隔地での資産追跡、スマート農業、インフラ監視が想定されている。
【編集部コメント】
本件は、IoTデバイスが「地上の制約」から解放されるための重要な技術的マイルストーンだ。Nordic社はこれまでセルラーIoT(LTE-M/NB-IoT)で高いシェアを持っていたが、今回のファームウェア更新と開発環境の整備により、ハードウェアを変更することなく衛星通信機能を追加可能にした点が革新的である。同週には衛星通信事業者Skyloからの認証取得も報じられており、標準規格(3GPPRel-17)に基づいた「どこでもつながるIoT」の商用化が一気に加速するだろう。
【出典情報】
公式リリース
Nordic Semiconductor、衛星通信とセルラーIoT接続を統合したnRF9151向け ソフトウェアおよび開発キットを発表
Nordic Semiconductor secures Skylo certification for nRF9151 module enabling global IoT connectivity
参照情報(報道)
Satellite Today(Via Satellite)
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