【要点】
・GPS Worldは、モルドバの国家測位システムMOLDPOSがEUPOS(汎欧州のGNSS補強サービス)に統合されたと報じた。
・同報道によると、MOLDPOSはGPS(米国の衛星測位)とGLONASS(ロシアの衛星測位)を利用し、Galileo(欧州の衛星測位)を追加した。
・同報道によると、土地関係・地籍を所管する当局の責任者Anatol Ghilas氏は、Galileoとの統合は以前から議論されてきたと述べ、測位技術の普及を進める一歩だと位置付けた。
・同報道によると、MOLDPOSは観測局(基準局)の設置地点選定、設置、試験、運用開始を段階的に進め、EUPOSとの連携に至った。
・同報道によると、モルドバは2008年からEUPOSのメンバーである。
・同報道によると、ノルウェーのモルドバ駐在大使Øystein Hovdkinn氏は、ノルウェーがMOLDPOS構築に資金支援を行ったと述べ、改革支援と欧州統合の促進を目的に掲げた。
・同報道によると、モルドバ科学アカデミーのGheorghe Duca氏は、MOLDPOSが社会・経済・科学分野に好影響を与えると述べ、洪水対策や道路改修、農業などにデジタル地図が必要だと説明した。
・モルドバの測地・地図関連当局は、Galileo対応の受信機がNTRIP(インターネット経由で補正情報を配信する方式)の接続点「MSM」を通じて補正情報を受けられると案内した。
【編集部コメント】
衛星測位の精度向上には、複数衛星と補強情報の活用が鍵で、MOLDPOSのGalileo対応とEUPOS連携は、測量・インフラ管理・防災など公共分野の基盤整備として位置付けられる。報道ではノルウェーの資金支援や改革支援の文脈も示された。

【出典情報】
公式リリース
Informare
参照情報(報道)
GPS World