【要点】
・韓国の韓国航空宇宙産業(KAI)は2025/12/11、国防技術計画・進興研究所(KRIT)が進める「地上基盤の再使用型宇宙発射体(回収して再利用するロケット)向けメタンエンジン技術」開発事業に、コンソーシアム構成員として参加するとした。
・同事業は、再使用ロケットの推進系として注目されるメタンエンジン(液体メタンを燃料に使うロケットエンジン)を国産技術で確保することを目的に掲げた。
・事業期間は2030年10月までで、総事業費は491億ウォンと報じられている。
・報道によると、総括機関は現代ロテムで、KAIのほか大韓航空、斗山エナビリティ、ビッツローネクステック、ペリジー・エアロスペース、複数大学などが参加する。
・関連会合は大田で開かれ、政府・産学の関係者70人超が参加し、開発タスク、技術検証、リスク管理などを確認したと報じられた。
・現代ロテムは公式発表で、推力35トン級(約35トン重に相当する推進力)の再使用ロケット向けメタンエンジンについて、設計や燃焼器開発などの中核技術確保を目標にするとした。

【編集部コメント】
本件は、防衛分野の研究開発枠組み(KRITの事業管理)を通じて、再使用ロケットの推進系を国内で確立しようとする動きと位置付けられる。メタンエンジンは再使用運用に関わる重要要素とされ、企業・大学を含むコンソーシアムで技術検証と量産基盤を整える狙いが示されている。

【出典情報】
公式リリース
현대로템, 국내 최초 재사용 발사체용 메탄엔진 개발 착수
[국방기술진흥연구소] 재사용 발사체용 메탄엔진 개발 본격 착수
参照情報(報道)
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