【要点】
・OroraTechは2025年までに、GENAプラットフォーム初号機のGENA-OTを打ち上げたと報じられた。
・GENA-OTはSpaceXのTransporter-15(ライドシェア=相乗り打上げ)で、米国のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から投入されたとされる。
・機体は16Uキューブサット(小型衛星の規格)で、LEO(高度2,000km以下の低軌道)での科学・技術実証ペイロード搭載を想定する。
・開発はESAのGSTP(技術実証支援プログラム)枠組みで進められ、DLR(独航空宇宙センターの宇宙機関)から資金提供を受けたと報じられた。
・搭載ペイロードにはUniBw(独連邦軍大学)側の実証要素(SeRANIS関連など)や、ミュンヘン宇宙通信センターの要素が含まれるとされた。
・ICARUS(衛星で野生動物の発信器を受信する追跡システム)の再開関連機能も搭載し、2022年以降停止していた実験の再開につながるとされた。
・GENA-OTは標準化した実験モジュールでペイロード統合を簡素化し、衛星バス(基幹部)を新規開発せずに軌道実証へ参加できる方式だと説明された。
・運用は太陽同期軌道(同じ地方時で地球を周回する軌道)で行い、後続のGENAシリーズで構成の異なるペイロードを継続的に受け入れる基盤になるとされた。
【編集部コメント】
衛星バスの標準化と相乗り打上げを組み合わせ、研究機関や新興企業の「軌道上での実証」を短期化する枠組みとして位置付けられる。ESAの技術実証支援とDLR資金を背景に、欧州の研究・実証インフラを民間プラットフォームで補完する動きの一例である。
【出典情報】
公式リリース
OroraTech’s Newest Satellite Platform Changes Everything for Scientists Getting to Orbit – GENA-OT
Generic Flexible Nanosat Platform (GENA-OT) | Nebula Public Library
参照情報(報道)
SpaceDaily
Munich Startup