【要点】
・2025年12月8日および12月9日付の報道によると、米Above: Space Development Corporationが商用の宇宙宿泊施設「Voyager Station」を2027年に運用開始する計画を示した。
・報道によると、受け入れ規模は宿泊客280人と乗員112人(計392人)を想定している。
・同社の過去の公式発表では、Voyager級ステーションは訪問者と乗員を最大400人規模で受け入れる設計だとしている。
・報道によると、施設は回転で人工重力(回転による遠心力で擬似的に重力を作る)を生み、回転数は毎分約1.5回で月面相当の重力から段階的に調整できる設計という。
・報道によると、低軌道(高度2,000km以下)で運用するリング構造を想定し、約24モジュール、延べ約125,000平方フィート(約1.16万平方メートル)の規模としている。
・報道によると、利用者は中央の無重力ハブにドッキング後、加圧された移動設備を通じて回転区画へ移動し、客室や共用区画を利用する想定だという。
・報道によると、船内設備としてレストラン、バー、ジム、コンサート会場、映画館、地球観望区画などを計画し、滞在前には移動方法や安全手順の訓練を受けるとしている。
・報道は、宇宙旅行費用が現状は数千万ドル規模とされる一方、同社は将来的に高級クルーズに近い価格帯を目標に掲げ、費用の多くが打ち上げ輸送コストに左右される点を挙げた。

【編集部コメント】
低軌道での商用宇宙ステーション構想が複数進む中で、本件は観光・宿泊を主目的に据えた計画として位置付けられる。一方で実現には資金調達、打ち上げ輸送能力とコスト、運用・安全に関する規制対応が主要な前提条件となる。

【出典情報】
公式リリース
ABOVE – Providing More Space in Space
参照情報(報道)
WIONews: なし
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