【要約】
・米宇宙軍(USSF)と国家偵察局(NRO)は、航空機や無人機を宇宙から追跡するAMTI(空中移動目標識別)衛星の調達戦略を策定していると報じられた。
・宇宙取得・統合担当のトロイ・マインク空軍次官補代理は、AMTI能力を可能な限り迅速に提供することが焦点だと述べた。
・調達方式は、単一の請負業者に依存せず、複数企業を選定する競争入札(multi-source acquisition)になる見込みである。
・チャンス・サルツマン宇宙軍作戦部長は、AMTIは地上移動目標を追跡するGMTI(地上移動目標識別)と類似するが、高速で移動する航空機の追跡にはより高い追跡精度が求められると説明した。
・AMTIは、地上や空中のレーダーに依存しない監視能力を補完する手段として位置付けられている。
・背景として、早期警戒管制機E-7 Wedgetailの調達計画を巡る見直し議論や、宇宙ベース監視への関心の高まりがあると報じられている。
【編集部コメント】
本件は、AWACSに代表される有人早期警戒機の役割を、宇宙から段階的に補完・代替しようとする動きの一環と位置付けられる。高速で移動する航空目標の常時追跡は技術的難易度が高いが、複数企業を競わせる調達方式は技術成熟を早める狙いがある。分散型コンステレーションを活用する考え方は、近年の国防分野における調達思想とも整合している。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし
参照情報(報道)
Breaking Defense:
https://breakingdefense.com/2025/12/amti-asap-space-force-readying-multi-source-acquisition-for-satellites-to-track-aircraft/