【要約】
・Zenno Astronauticsはドイツの連邦機関SPRINDから、衛星の自律運用ソフトウェア開発に関する契約を獲得したと発表した。
・企業発表は2025年12月19日付で、Scoop掲載は12月17日付となっている。
・プロジェクト名はAutonomous Fuel-Free Agility in Spaceで、同社の超伝導磁気技術Z01 Supertorquerの活用を前提としている。
・契約期間は9か月とされ、この期間にAI支援の制御アルゴリズム、シミュレーション環境、実証用プラットフォームの開発を進めるとしている。
・同社は推進剤の使用を抑えた機動性や近傍運用の実現を目標に掲げ、RPOや軌道上組み立てなどの用途を想定している。
・同社は欧州展開の一環としてミュンヘン拠点を設けており、今回の契約を欧州市場での活動拡大につなげる意向を示している。
【編集部コメント】
・本件は地球磁場を利用する磁気トルカ系の発展形として、推進剤消費を抑えた衛星機動と自律制御の組み合わせを検討する取り組みと位置付けられる。
・RPOや軌道上サービスは安全性と精度の要求が高く、シミュレーション環境と実証プラットフォームを同時に整備する点は実装に向けた準備段階として整理できる。
・一方で、燃料非依存の機動性がどの程度の運用範囲を提供できるかは実証結果に依存するため、9か月の成果として提示される検証データを確認する必要がある。
【出典情報】
公式リリース
Zenno Awarded German Federal Contract for Next-Generation Satellite Autonomy:
https://www.zenno.space/news/sprind

参照情報(報道)
Scoop:https://www.scoop.co.nz/stories/BU202512/S00293.htm

SatNews:https://news.satnews.com/2025/12/19/zenno-awarded-german-federal-contract-for-next-generation-satellite-autonomy/