【要約】
・米スタートアップStarCloud(旧Lumen Orbit)は、軌道上データセンターからAIによるメッセージを送信したと報じられた。
・同社は2025年11月に、NVIDIAのH100 GPUを搭載した衛星「StarCloud-1」を打ち上げ、軌道上でAIモデルを稼働させたとされる。
・報道では、送信された最初のメッセージが地球に向けた挨拶文だったことが紹介されている。
・同社はGoogleのオープンソース大規模言語モデル(LLM)「Gemma」を軌道上で動作させ、応答を取得したと伝えられている。
・軌道上で計算処理を行うことで、地上へのダウンリンク量を減らし、衛星データ処理の遅延を抑える用途を視野に入れていると報じられている。
・将来計画として、次世代機の投入や大規模な軌道上計算インフラの構想に言及しているとされる。
【編集部コメント】
本件は、衛星上でAIモデルを稼働させ、その結果を地上へ返すという「軌道上計算」の成立を示す事例として整理できる。衛星が生成するデータを軌道上で取捨選択・解析できれば、通信帯域や地上局のボトルネックを緩和しやすい。一方で、放射線耐性、排熱、故障時の保守、通信枠といった課題は残るため、現段階は概念実証の到達点として捉え、商用化には段階的なスケール検証が必要になる。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし
参照情報(報道)
The Chosun Ilbo:
https://www.chosun.com/english/industry-en/2025/12/15/2SZNVKWLERB5LENV3SUM4Y2IEU/
https://www.chosun.com/english/industry-en/2025/12/14/7F4462FBTBASVJB32LO2UFAQXQ/
Futurism:
https://futurism.com/artificial-intelligence/orbital-ai-data-center-trains-first-model-space