【要約】
・2025年12月14日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が革新的衛星技術実証4号機を打ち上げた。
・打上げは、ニュージーランドの民間射場から、米ロケットラボ社の小型ロケットElectronを用いて実施された。
・主衛星であるRAISE-4(小型実証衛星4号機)には、民間企業や大学による複数の技術テーマが搭載されている。
・実証対象には、水を推進剤とする推進機や、民生用GPUを活用した高速データ処理技術が含まれる。
・折り紙工学を応用した軽量な展開型アンテナや、将来の地震観測に関連する機器の検証も行われる。
・運用終了後に大気圏へ再突入させるデオリビット装置の試験も盛り込まれている。
・報道によると、今回のミッションでは合計16のペイロードが宇宙空間へ投入された。
・本プログラムは、民間主導の先端技術に実証機会を提供し、実用化と国際競争力の向上を図ることを目的としている。
【編集部コメント】
本ミッションは、民間の技術開発力を軌道上実証につなげ、社会実装を加速させる取り組みの一環と位置付けられる。海外の商用ロケットを活用する柔軟な運用は、実証頻度を高めるうえで重要な役割を果たす。通信や観測、宇宙環境対策に関する基盤技術を検証することで、日本の宇宙技術を国際市場へ展開する足掛かりとなる意義を持つ。
【出典情報】
公式リリース
革新的衛星技術実証4号機(小型実証衛星4号機)の打上げ結果:
https://www.jaxa.jp/press/2025/12/20251214-1_j.html
参照情報(報道)
The Register:
https://www.theregister.com/2025/12/15/jaxa_innovative_satellite_technology_demonstration/
AIAA:
Rocket Lab Launches JAXA Tech Demo Satellite atop an Electron Rocket