【要約】
・スペインの PLD Space は2025年12月17日、欧州宇宙機関(ESA)の「European Launcher Challenge(ELC)」枠で最大約1.691億ユーロの資金計画を発表した。
・同社はスペイン政府からのコミットにより、ELC の資金全額を自社のロケット計画に集中投資すると報じられている。
・資金は2つのコンポーネントに分かれ、約3,690万ユーロを Miura 5 の打ち上げサービス契約(2026〜2030年)に、約1.322億ユーロを再使用能力の開発に充当する計画である。
・PLD は現在、仏領ギアナのクールー宇宙基地における専用射場建設を最終段階まで進めているとされる。
・同社は Miura 5 の初飛行を 2026年中頃に予定し、その年に2回の実証打ち上げを計画している。
・報道によると、将来的には年間最大32機の量産体制構築と再使用化が加速される見込みであるとされる。

【編集部コメント】
PLD Space が発表した ELC 資金計画は、欧州の宇宙輸送自立を支える ESA 主導プログラムの中で、スペイン企業が具体的な再使用技術開発に投資する動きとして評価される。Miura 5 の早期実証を経て、能力向上(Component B)への大半投資は、再使用ロケットへの移行を視野に入れた戦略的優先度を反映していると整理できる。ELC は ESA による欧州ローンチャー開発支援プログラムであり、これを通じた知識・設備・人的資源の獲得がロケット再使用技術確立に向けて重要な役割を果たす可能性がある。

【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし

参照情報(報道)
Payload Space:

PLD Space Outlines its Plans for €169M in ELC Funds

Europe Says:

PLD Space Outlines its Plans for €169M in ELC Funds