【要約】
・米TransAstraは2025年12月19日、小惑星や宇宙デブリを捕獲する「Capture Bag(捕獲バッグ)」技術の詳細を公表した。
・Capture Bagは袋状の構造体で対象物を包み込み、締結して固定する方式を採用している。
・ロボットアームや把持爪を用いず、形状が不定で回転している非協力物体も捕獲対象として想定されている。
・用途に応じて複数サイズが用意され、小型デブリから大型小惑星までを対象とする設計である。
・一度のミッションで開閉を繰り返し、複数の対象物を回収できる運用概念が示されている。
・初期ミッションとしては軌道上デブリ除去を想定し、捕獲後は墓場軌道への移送や再利用施設への輸送を選択肢としている。
・報道によると、同技術は将来的に小惑星資源の回収や宇宙資源利用インフラへの応用も視野に入れている。

【編集部コメント】
TransAstraのCapture Bagは、非協力物体の捕獲という軌道上作業の難題に対し、把持ではなく「包み込む」方式で対応する技術と位置付けられる。デブリを単に除去するだけでなく、再配置や再利用までを想定している点は、軌道上サービスを拡張する発想として注目される。NASA関連プログラムの支援を受けて実証が進められていることから、将来的な宇宙環境保全と資源利用の双方に関わる基盤技術の一つと整理できる。

【出典情報】
公式リリース
TransAstra Demonstrates Asteroid Capture and Orbital Debris Cleanup:
https://www.newswire.com/view/content/transastra-demonstrates-asteroid-capture-and-orbital-debris-cleanup-22651131

参照情報(報道)
ThomasNet:
https://www.thomasnet.com/insights/transastra-asteroid-capture-bag/

CNN:
https://edition.cnn.com/science/asteroid-capture-transastra-giant-bag-spc