【要約】
・東京都の公式情報サイトは2025年12月19日、宇宙スタートアップispaceの月面開発事業と事業構想を紹介した。
・ispaceは月面の水などの資源を活用し、持続可能な宇宙経済圏の構築を目指すとしている。
・同社は「SusHi Tech Tokyo 2025」に出展し、月面探査車TENACIOUS(小型月面探査車)の開発や関連技術を対外発信した。
・経済産業省のSBIR制度(補助上限120億円)の採択を受け、次世代ランダー「Series 3(仮称)」の開発を進めている。
・ispaceの公式発表では、Series 3はミッション2のRESILIENCEランダーより大型化した商業化モデルで、ミッション4を初号機として開発が進行中とされる。
・同社はミッション4の打ち上げ時期を2028年とし、開発に必要な環境試験(振動・音響・熱真空など)をJAXA筑波宇宙センターの設備で実施したと公表した。
【編集部コメント】
本件は、東京都が運営する情報発信媒体が、都主催の国際イベントを通じてディープテック企業の事業構想を可視化した事例と位置付けられる。ispaceは月面資源活用を軸にした長期ビジョンを掲げつつ、Series 3(仮称)の開発を国のSBIR支援と試験インフラを活用して進めている。都のイベント活用による認知拡大と、国の資金支援による技術開発が並行する構図は、宇宙産業の人材・企業集積を促すエコシステム形成の一要素として整理できる。
【出典情報】
公式リリース
ispace、ミッション4を初号機とするシリーズ 3ランダー(仮称)の 熱・構造の基本設計審査を完了:
参照情報(報道)
Startup Aims to Launch a Space Economy(TOKYO UPDATES/東京都):
https://www.tokyoupdates.metro.tokyo.lg.jp/en/post-1661/
三菱電機DSPACE(ispaceのSeries 3・ミッション4とSBIR採択の整理):
https://www.mitsubishielectric.co.jp/me/dspace/column/c2510_1.html