【要点】
・2025/12/19の報道によると、スペースXの新規株式公開(IPO)でモルガン・スタンレーが主幹事候補の先頭に立っている。
・IPOの引受幹事(株式を投資家に販売する金融機関)を選ぶ選定手続きは継続中で、ゴールドマン・サックスやJPモルガンなどが役割を争っている。
・主幹事の中心となるリードレフト(引受団の取りまとめ役)に同社が選ばれる保証はなく、計画は流動的だとされた。
・関係者の話として、主幹事の決定は年内に行われる可能性があり、シンジケート(複数社で構成する引受団)全体はその後に確定する見込みだという。
・上場の実施は市場環境に左右され、延期や中止の可能性もあると報じられた。
・社内向けメモでは2026年の株式公開準備に触れ、上場で250億ドル超の資金調達を目指す可能性があると報じられた。
・調達資金はスターシップ(次世代大型ロケット)の打上げ頻度向上に加え、宇宙でのAIデータセンター(AI処理向け計算設備)の展開や月面拠点構想に充てる想定だとされた。
・スペースXはスターリンク(衛星インターネット)で約1万機規模の衛星網を運用しており、イーロン・マスクCEOとの関係性が銀行選定に影響し得るとされた。
【編集部コメント】
民間宇宙企業が大型開発(再使用大型機や衛星通信網)と新領域(宇宙計算基盤)を並行させる局面で、資本市場による巨額資金の確保を検討する動きとして位置付けられる。引受主幹事の選定は資金調達の条件に直結するため、金融機関の競争は宇宙開発計画と資本政策の接点を可視化する材料となる。
【出典情報】
公式リリース
As Artemis Moves Forward, NASA Picks SpaceX to Land Next Americans on Moon
NASA Awards SpaceX Second Contract Option for Artemis Moon Landing
【参照情報(報道)】
Reuters
Seeking Alpha