【要点】
・米国のスターファイターズ・スペース社が2025年12月18日、ニューヨーク証券取引所アメリカン市場への新規株式上場(IPO)を果たし、取引を開始しました。
・今回の株式公開に伴い総額4,000万ドル(約60億円)の資金を調達し、研究開発の加速と事業規模の拡大に充てる方針を明らかにしています。
・調達資金は、超音速機F-104を活用した小型衛星の打ち上げプログラム「スターローンチI」および「スターローンチII」の開発に投じられます。
・スターローンチI(超音速機からロケットを射出して高度2,000km以下の低軌道(LEO)へ衛星を投入する空中発射方式)の確立を目的としています。
・同社は米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターを拠点とし、世界最大の民間超音速機フリート(複数の機体から構成される航空機群)を運用しています。
・報道によると、F-104機体で高度約13,700メートルまで上昇した後にロケットを射出することで、垂直発射に比べ柔軟かつ低コストな運用を目指す予定です。
・CEOのリック・スヴェトコフ氏は、今回の成功により民間衛星やペイロード(人工衛星や観測機器などのロケットに搭載される積載物)の需要に応える体制を強化すると述べています。
【編集部コメント】
垂直打ち上げに代わる超音速機を用いた空中発射方式は、柔軟かつ低コストな宇宙輸送手段として期待されています。ケネディ宇宙センターを拠点に軍用機を商用プラットフォームへ転換する同社の試みは、民間主導の宇宙開発(ニュースペース)における打ち上げ手段の多様化を支える一環として位置付けられます。
【出典情報】
公式リリース
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【参照情報(報道)】
Aerospace Global News
Investing.com