【要点】
・報道によると、国際小惑星警報ネットワーク(IAWN=小天体衝突リスクを国際共有する枠組み)が、彗星3I/ATLASの接近を題材に惑星防衛訓練を開始した。
・この訓練は2025/11/27に開始し、2026年1月まで継続する想定で、検知・追跡・対応手順의検証を目的に実施するとされた。
・報道によると、3I/ATLASは地球に脅威を与えない前提で、地球最接近時でも約1億7000万マイル離れると説明された。
・参加主体はNASAや欧州宇宙機関(ESA)などで、23か国超の専門家が加わると報じられた。
・観測には地上望遠鏡(ハワイ、チリ、豪州)に加え、火星周回機などの宇宙機観測も組み合わせ、軌道推定(天体の進路を計算する作業)を行うとされた。
・NASAは火星探査機MROのHiRISE(高解像度カメラ)を観測に投入し、彗星は小惑星より像がぼやけるため惑星防衛上の観測が難しいと説明したと報じられた。
・ESAは、Meerkat(30日程度の短期衝突候補を自動検知する警戒システム)やAegis(長期のリスクを予測する仕組み)を活用すると報じられた。
【編集部コメント】
無害な接近天体を題材に、国際枠組み(IAWN)で観測データ共有と警報・評価手順を実地検証する取り組みとして位置付けられる。彗星は観測特性が小惑星と異なるため、手順整備と運用訓練の重要性を確認する狙いがある。
【出典情報】
公式リリース
3I/ATLAS Comet Astrometry Campaign
IAWN (International Asteroid Warning Network)
【参照情報(報道)】
New York Post
Live Science