【要点】
・報道によると、米フロリダ州の射場で2025年12月14日夜から15日朝にかけて、ULAとSpaceXが計3回のロケット打上げを約12時間内に実施し得る状況になった。
・1回目はSpaceXがFalcon 9(再使用型ロケット)でStarlink 6-82(衛星通信網Starlink向け)を29機搭載し、ケープカナベラル宇宙軍基地SLC-40(発射台番号)から12月14日21時46分(米東部時間)に打上げる計画とされた。
・同便はブースターを海上回収する想定で、ドローンシップ(洋上回収船)A Shortfall of Gravitasへの着艦を計画し、打上げ当日の天候は「好条件の確率30%」と説明された。
・2回目はULAがAtlas V(ULAのロケット)でAmazon Leo 4(衛星通信計画の衛星群)を27機搭載し、SLC-41から12月15日3時49分〜4時18分(米東部時間)に打上げる計画とされた。
・記事は、Amazonの衛星群は当初「Project Kuiper」と呼ばれていたとし、今回を含め2025年のULAによる同計画の打上げが複数回に及ぶことや、最終的に3,236機を計画する点も伝えた。
・3回目はSpaceXがFalcon 9でStarlink 6-99を29機搭載し、ケネディ宇宙センターLC-39A(発射台番号)から12月15日8時11分〜12時11分(米東部時間)に打上げる計画とされ、回収船Just Read the Instructionsへの着艦が想定された。
・報道によると、3回がすべて実施されれば同年の「スペースコースト」からの打上げ回数は107〜109回目になり得る一方、天候(寒冷前線と風)によって延期の可能性も示された。
【編集部コメント】
同一射場で複数事業者が短時間に打上げを重ねる構図は、衛星通信網(多数衛星を一括運用する方式)の拡大と射場インフラの同時運用能力が結び付いた動きとして位置付けられる。天候判断が連続運用のボトルネックになり得る点も示しており、発射台運用と回収海域を含む調整の重要性が浮き彫りになる。
【出典情報】
公式リリース
Atlas V launches Amazon Leo 4
SpaceX – Starlink Mission (Starlink 6-82)
【参照情報(報道)】
Orlando Sentinel
ArcaMax