【要点】
・米空軍横田基地(東京都)に拠点を置く「在日米国宇宙軍(USSPACEFOR-JPN)」が、2025年12月に正式な発足から一周年を迎えた。
・同部隊は2024年12月4日に、米国宇宙軍で6番目の構成部隊として、自衛隊との連携を深め在日米軍を支援する目的で設置された。
・司令官のライアン・ロートン大佐は、この一年間で日本の防衛当局にとっての「宇宙に関する単一の窓口」としての役割が定着したと述べた。
・2025年2月には「日本の準天頂衛星システム(QZSS:日本独自の測位衛星群)」に米国製センサーを搭載する初の日米共同宇宙任務を成功させている。
・主な任務は、高度2,000km以下の「低軌道(LEO)」で中国やロシアの活動を監視する「宇宙領域把握(SDA:人工衛星や宇宙ゴミの状況を監視すること)」である。
・2025年12月17日には、所属隊員らが日米同盟の重要性と今後の決意を語るホリデービデオメッセージを横田基地から公開した。
・自衛隊の「宇宙作戦大隊(宇宙監視を専門とする部隊)」と協力し、ミサイル発射の早期警戒や通信の強靭化に向けた共同訓練を継続している。
・ロートン大佐は、自由で開かれたインド太平洋を維持するため、2026年以降も日米間の宇宙領域における相互運用性をさらに高める方針を示した。
【編集部コメント】
本拠点の設置から一年が経過し、情報の共有のみならず、H3ロケットへのセンサー搭載といった実戦的な技術協力が具体化している。これは日米同盟を宇宙領域へ拡張する構造的取り組みの一環として位置付けられる。地域の安定を目指す米国の統合抑止戦略において、横田基地は今後さらに重要なハブとしての役割を担う。
【出典情報】
公式リリース
United States Space Force Japan Holiday Video 2025
【参照情報(報道)】
Indeks Online